北海道の文化
北海道の伝統
北海道に伝統はあるのか
北海道の伝統文化というと、みなさんは何を思い浮かべますか。
ある人は、元々伝統文化など無いのではないか、またある人は、アイヌ文化が立派に存在しているではないか、などと、様々な議論が起きることでしょう。
しかし、伝統文化は立派に存在しているのではないでしょうか。
自然界を元にする文化
つまり、アイヌ文化で「火」や「熊」など自然物を神聖なものととらえてきたように、明治以後の文化でも、自然界を単に支配するのではなく、共存共生をはかり、時には自然を敬い、大切にしてきたのが北海道の伝統文化なのではないでしょうか。
確かに本州以南に見られるような 商業的・工業的、または武家社会的・宗教的な文化は、北海道には見受けられません。 しかし 自然とともに共存共栄をはかる伝統文化こそが、北海道民が祖先から受け継いできた 大切な遺産であり、北海道の伝統文化として輝いているのではないでしょうか。
たとえば、「ソーラン節」では、北洋の海に出かけていく「ニシン漁」がベースになっています。多くの市民雪像も作られる「さっぽろ雪祭り」では、まさに天から降ってくる「雪」をもとに出来あがった文化です。
北海道には、自然界と向き合い、自然と溶け合い、そこから生まれた文化が存在しているのです。
自然と共存共生
北海道民ファッション
冬のファッションにも、北海道文化が脈々と流れています。北海道の人たちは 雪が降り始める季節になると「フード」付きのコートを着ています。 靴では「冬用」といわれる靴底に滑り止めがついた靴が店頭にならび、住民も玄関のシューズボックスの中の靴を入れ替えます。
手袋にも、単にファッションだけではなく、実際に手袋本来の役割である、手を温めるという機能が重視されています。また、真冬にはスーツに長靴姿の人もいます。会社などの前を除雪するビジネスマンが、その姿であっても、北海道の景色の中ではとても機能的で、違和感がないのです。
気候から生まれた文化
ホームセンターにならぶ「冬用」商品にも特徴があります。北海道では女性でも自宅前の除雪を行いますので、主婦でも楽に作業しやすいスコップや、小さな子供が楽しめるようなスコップやソリなどが、カラフルに並びます。
町の景色にもたくさんの影響が起きています。
欧米風のカラフルな屋根が特徴の北海道の住宅ですが、夏に広がる濃い緑にも、冬に広がる白銀の世界にも、建築がマッチしているのです。窓が二重三重であったり、玄関に風除室を作るという、まさに家の外側の自然を非常に意識した作りになっています。
また車を運転していると、「縦型」の信号機が多く見られます。
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